なぜか僕から視線逸らすように
わざとらしい “いつも通り”
本音はわからないままに
ねぇ どうして君は側にいてくれるの？
裏の裏をかいてまたその裏をかいて
これまでと何も変わらない友達？
意識もしてないの？
どういうつもりなの？
怖くて聞けない
風のない日の花火は煙にむせて
言いたいことのひとつも 言わせちゃくれない
水を張ったバケツの中たまってゆく
燃え殻の数だけ飲み込んだ気持ち
だって君は、 (だって君は)
だって僕ら、 (僕ら)
冷静に考えてみてよ、矛盾してる。
不意に自販機の前足を止める君
渇いた喉潤す水
それを手渡され僕も同じように
ひとしきりに飲み干してゆく
互いが互いの存在をどう思ってるのかなんて
二人にはこの先もどうでもいいことのはずだったのに
むず痒さに耐えきれずに思わず叫んだり
訳のわからない苛立ち 胸を掻きむしったり
知りたくなかった感情に飲まれてゆく
“友達”の定義はとうに超えていたのに
きっと僕は、 (きっと僕は)
やっぱ僕ら、 (僕ら)
こんなのおかしいだろ、どうかしてる
言動と行動が、 (矛盾してる。)
友情恋愛感情、 (矛盾してる。)
二人きりが当たり前すぎて
そこに意味があるとかないとか考えたことなかった…
風のない日の花火は煙にむせて
言いたいことのひとつも 言わせちゃくれない
水を張ったバケツの中たまってゆく
燃え殻の数だけ飲み込んだ気持ち
だって君は、 (だって君は)
だって僕ら、 (僕ら)
冷静に考えてみてよ、
大事にしたい、壊したい、
矛盾してる。
