微睡の中へ溶けていくそれに
よく似た形の多幸感の群れは
肌という肌を包み込んだあと
決まって長くて嫌な夜
「もうこれ以上」繰り返し
辿り着いたの軽蔑
ねえ その綺麗な唇から伝わる 嘘
ねえ 何故? 上手に続けてくれなかったの?
温かな腕にそっと耳当てて
近くの鼓動を遠くの誰かを
汗ばんで消えた夜の静寂に
かぶりを振っては飲み込む
最後の鍵を回したら
叩きつけるの軽蔑
ねえ この痛みは 二つに分け合いましょう だって
ねえ 都合の良さも 奪い合ってきたでしょう
「もうこれ以上」 繰り返し
辿り着いたの 軽蔑
ねえ その綺麗な唇から伝わる 嘘
ねえ 何故? 上手に続けてくれなかったの?
ねえ この痛みは 二つに分け合いましょう だって
ねえ 都合の良さも 奪い合ってきたでしょう