生命を燃やす 季節は短い
まして女の 綺麗な時期(とき)は
夏の夕暮れ 人恋しさに
焦がれ鳴きする 蜩(ひぐらし)のようです
言葉で愛を 語れたら
手紙に愛を 綴れたら
ああ あなた
死んだら涙 流してくれますか
冷たい躰(からだ) 抱きしめてくれますか
こんなにあなた 愛しているのに
運命(こい)の垣根が 越えられません
夏の終わりを 惜しんで鳴いて
愛が掠(かす)れた 蜩(せみ)のようです
ふたりで夢を 探せたら
こころに夢を 描けたら
ああ あなた
見つめることも 叶わぬ恋ですか
忘れることが 真実(ほんとうの)の愛ですか
言葉で愛を 語れたら
手紙に愛を 綴れたら
ああ あなた
死んだら涙 流してくれますか
冷たい躰 抱きしめてくれますか