清らかな水 運ぶために
汚れる水があるという
誰の目にも映らない
現実が地下を巡っている
音も無く降りてきた抗えぬ不条理は
開かない傘のような錠じゃしのげない
光注ぐ願いは 悲しみの川底をさらう
ひとり闇に潜って 戦う人のその両手に届け
欲しいものだけ手に入れて
失くしたものは数えない
檻を破り逃げ出した
ライオンが母を探して
わが街を彷徨えば 向けられる銃口
曖昧で不毛なエゴイズム 放し飼い
灯る祈りの火よ
命にくべた希望を燃やせ
生きる意味を叫べ
ひび割れきった時代の影に
見てろ 愛に勝てるものなどない
心がそう言ってる
生きてれば いいことばかりじゃない
灼熱の道を素足で歩く日々も
氷に閉ざされた壁と向き合う日も
光注ぐ願いは 悲しみの川底をさらう
ひとり闇に潜って 戦う人のその背中に
灯る祈りの火よ
命にくべた希望を燃やせ
生きる意味を叫べ
ひび割れ切った時代の影に
いつか 灰になる覚悟の上で
共に生きる魂を捧げよう