緒方恵美「プライド」歌詞

こぼれおちてきそうな　星屑に
ゆれて霞む　君の笑顔　取り戻したくて――

触れたくてためらって　戻す指を　そっとつかまえたら
流れこむぬくもりが　真実(ほんとう)の君　教えてくれたのに

こぼれおちてきそうな　星空を
ふたり見あげ　きれいだねって　微笑(わらい)あってた日の
とろけそうな笑顔を　もう一度…
叶わぬ夢だと　なぜ思ったの

君がただ大事で　力になりたくて
その想いが　恋だと　気づかずに
君の涙の意味　深追いせず(おわず)にいることが
優しさだと　どうして　僕は――

重ね合う唇の　愛しさだけ　信じればよかった
伏せられた深淵の　瞳の奥　まっすぐみつめて

あふれそうでこらえた　自尊心(プライド)を
全部捨てて　裸になって　抱きすくめてたら
壊れそうにたたえた　哀しみを
受けとめられてたかも　しれないのに

君を愛している　ただその真実に
はぎとられて　覘いた　無防備な…

君がただ大事で　力になりたくて
その想いに　導かれるままに
君が微笑っていた　あの日がくれたもの
優しく今　背を押されて　辿りつこう　真実へと